講師の声
このページは、いろはにほん語教室の先生方のページです。日頃感じていることや、考えていること、メッセージなど思い思いの一言コーナーです。
佐藤志朗先生
(ハさん担当)
日本語教師ボランティアの見習いから始めて、いつの間にか10年ぐらい経ちました。力不足で毎回冷や汗をかきながらの授業ですが、先日ある受講者の方から帰り際に「先生、今日は楽しかったです」と言ってもらい私自身が嬉しくなりました。いろは日本語教室でいろいろな国の方に出会い、熱心に勉強される姿にいつも刺激を受けています。今後もこの教室の皆さんと一緒にこの活動を続けることで、何かしらお役に立てれば幸いです
山岸あけみ先生
(マリアさん担当)
教室で学習者の皆さんと日本語を勉強することは、とても楽しいです。
時に笑いながら、時には学習者の方の悩みに寄り添う、そんな時もあります。母国と違う生活習慣、考え方など何と言っても言葉の難しさに戸惑うのは当たり前で、少しずつゆっくりやっていきましょうと声をかけながら、とにかく笑顔を第一に褒めてあげることを第一に考えています。
教えるというより教わるほうが多い気がします。私たちが当たり前と思っていることに??と質問された時など、こちらが不意打ちをくらう事があったりして、自分の勉強不足に落ち込む事もあります。それでもそれ以上に互いに勉強する楽しさの方が喜びでしょうか。共に成長できたら、嬉しいと感じている日々です。
鷹股小夜先生
教室で学習者の皆さんと日本語の勉強を始めて今年で14年になりました。振り返ればたくさんの学習者との出会いや思い出は語りつくせないほどたくさんあります。毎週土曜日の教室は私にとっていつも新鮮でとても楽しい時間です。一緒に勉強しながら学習者の皆さんからお国のこと、文化の違いなどたくさん知ることができるのも楽しみの一つです。
教室は日本語を勉強する場ではありますが、学習者が異国である日本で暮らすことの大変さに寄り添い、癒しの場になれたらと思っています。
村上幸子先生
これまで様々な背景を持つ学習者の方と一緒に勉強してきましたが、皆さんとても熱心で、私もこれくらい一生懸命に外国語を勉強していたら、どんなに上達していただろうといつも感心させられます。
「シとツ、ソとリはどうやって区別するの?」「高さって何?高いじゃないの?」など奇想天外な質問が飛び出すたびに、日本語の面白さに気付かされる一方で、「会社の人に日本語バラバラって言われました。どういう意味ですか?」と聞かれすぐに言葉が出てこず困ったこともあり、日本語という言語についてだけでなく、広い視野で社会を見る目や、何事にも柔軟に対応できる力を身につけることも大切だと感じています。
教室での活動は、日本語を教えるというよりは日本語の疑問を教えてもらい共に学習する時間という感覚で、毎回とても楽しみにしています。
カメラシャイの荻野先生
今年度から「いろはにほん語教室」に加えていただき学習者の方と一緒に勉強を始めて2か月が経ちました。わかりやすく伝えることの難しさを感じ反省を繰り返していますが理解してもらえたことを実感した時には安堵と喜びを感じます。また学習者の方がネパ-ルの母国のこと、人々の生活や習慣、気候、さまざまな経験など大変面白く興味を引く話をしてくれることも、私の楽しみの一つになっています。
忙しい毎日の生活の中で、日本語の勉強を続けることは大変だと感じることもあるでしょう。少しでも頑張っている皆さんのお手伝いができたらうれしく思います。そして「一緒に楽しく」学習を進めていけるように心がけていきたいと考えています。